ダモレ(d’amore)のたわごと のだめカンタービレ 映画話 ケルト話 etcとか。ネタバレ解禁。最終更新はカレンダーの色が変わっている日付をポチ。またはカテゴリから。


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オペラ座の・・・

映画「オペラ座の怪人」公開中、劇団四季版ミュージカルも開始して、すでにご覧になった方がたくさんいらっしゃいますね♪

私よりも相方のほうが重度の「オペラ座の怪人」ファンでして、年末から今年にかけては怪人三昧をしてしましました(爆)

初演はロンドン Her Majesty Theatre 1986年です。
作曲はアンドリュー・ロイド・ウェバー。
さ来年、2006年はロンドンHer Majesty Theatreの初演から20年です。
ロンドン、ニューヨークでのロングラン、日本も1月から劇団四季が公演開始。

19世紀末、パリオペラ座に起こった不思議な事件。
歌手、バレリーナ、指揮者、劇場支配人、大道具や裏方の人々、劇場を援助する金持ちの貴族たち、観客たち。
そして巨大な劇場そのものも巻き込んだ、恋の悲劇。



私たちの席、stall Bの10、11 という席は、なんと指揮者の真後ろだったのです。
オーケストラボックスを覗き込む最前列!
まずチケットをきってもらって、下へとおりてバーで待ちました。
それから準備ができました、開場します、という人にしたがって入場します。
確かにsecond と聞いたように思うので、二列目の10、11席を探したら、ここは僕たちの席ですよ、と男の子に言われました。だってBですけど?とチケットを見せたら、Bは一番前だというではありませんか。
・・・Aはどこへ!?
もしかして、86年の初演以来、オーケストラボックスが出来て以来、A列は削除されたんでしょうか?
びっくりしたまま、彼らにごめんねといって最前列に移りました。

ここがまた、狭いのなんの。
西欧人は日本人よりでかいはずなのに、ホビットサイズ(笑)の私でさえひえ~な狭さです。
そして、私の右隣は、ものすごいボリュームのご夫婦でした・・・
座れるんだろうか?どうしてこんな席を彼らに売るんだろう??と心配するくらいのボリュームです。
どうにかこうにか座ったお二人はほんとに辛そうでした。

オケがスタンバイを始めて、チューニングが始まって、物語も舞台もどうなるか知ってはいてもすごくどきどきしてきます。
そして指揮者登場。
・・・私は指揮者の真後ろです!(汗)
彼の頭で舞台がさえぎられそう・・・
指揮者は内線電話で劇場の後ろに指示を出しています。携帯電話やカメラの禁止注意、それから入場具合を確認しているようです。
笑いながらジョークを飛ばして、電話を切りました。
劇場が暗くなりはじめて、なんだか面白くなってきました。
指揮者が舞台と劇場のすべてをしきっているところを見ることができるなんて、めったにない経験ですしね。

舞台はこの音から幕があきます。
といっても幕は最初から開いているんですけどね(笑)

木槌の音がターンとなります。オークションが始まります。

いまは昔の、輝かしきオペラ座で使われたアンティークが競りにかけられていき、年老いたラウル子爵がサルのオルゴールを落札、その思い出をかすれて歌います。

そして、中央に鎮座したいて(最初からキャンバス布地で隠されていた)シャンデリアがあらわれ、灯りを入れられてきらめきながらどんどんと揚がっていきます!

これがまた。
シャンデリアの通り道は、指揮者のあたまの真上、そして私たちの席の真上!
指揮者はひょいっとよけました(爆)
さすがに私たちにはかすりませんが、指揮者にもかすらないのでしょうが、それでもちょっと冷や汗。

いよいよ、オペラ座が甦り、オペラシーンから始まります。


指揮者の真後にいる私は、イチイチ驚いておりました。

指揮者はまだ若手のハンサムガイ。
エネルギッシュな指揮で、縦横無尽にこの舞台を操るので・・・
指揮棒、おとなりのご夫婦をかすめる!
肘が私の足にあたる!
ノリノリの足ぶみ拍子踏みで、B列が揺れるぞ!!

第1幕のなかで、プリマドンナのカルロッタがちゃんとこのオーケストラボックスと指揮者に、「○○からお願いね」と頼んで演奏してもらうところ、そこがすごく自然でした。
これがこのミュージカルの、ツボな部分のひとつなんです(私にとってはね)







ロンドンという都市にある Her Majesty Theatre という劇場
そのなかで演じられている l’opera de paris という劇場
そのふたつの時間と空間、虚と実のはざまに存在するのがオーケストラと指揮者
そして、すこしずつ
すこしずつ、
現実の観客である私たちは、l’opera de paris の時間と空間へ
招きいれられていきます




気づくと
私たちは
パリのオペラ座の観客、19世紀末のパリの上流階級の仲間入りをしながら、
一方では、その舞台裏と人間模様
もう止められない恋
恋の悲劇
そして、大いなる謎の存在
まるでその存在が劇場そのもののような、ファントムに
魅入られてしまうのでした


入れ子細工
万華鏡
どこまでも続くあわせ鏡


一瞬のトリックや、目くらましで
私たち観客こそ、オペラ座の怪人に捕らわれてしまうのです・・・・・・・

心地よいトリックにうっとりとするのもつかのま、クリスチーヌの運命もオペラ座の運命も怪人の手に握られているとわかる瞬間がやってきます。
怪人の
「GO!!!!」
の声とともに!
落下するシャンデリア!!

ほんとに落下しました!

あがるのより落ちるほうが早い!あたりまえだけど。

もちろん、落下するのは何度も見てるから知ってます。
でもでも。
驚いたです。
びびったです。
隣のオバサマは、「大丈夫?びっくりしたのね」と声をかけてくれて、
「いえ、私たち知ってたんですけど、初めてじゃないんですけど~でもすごくびっくりしたんです~」と興奮して叫びあってしまいました。

・・・今回も指揮者はよけました。
わたしたちは、まさかまさかと思いつつよけなかったです。
ぶつからなかったけど。
でも頭上をどど~~んっ!と通りすぎて舞台に突入したとき、舞台上の人間は本気でよけてた!!
そして、シャンデリアは彼らのうちの何人かが、手でつかまえて減速させて止めてました!

ロンドンのオペラ座の怪人の舞台には立ちたくないな(立てないってば)と切実に思いました。
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by damedelarose | 2005-02-14 18:03 | すおな~れ*キイテクレ